
上図には、膜に包まれている黄色い丸い塊が見えます。下図は、膜を剥離したあとの写真です。膝が曲がらないために、他院で手術を受けましたが、改善が見られなく、再手術をした患者さんです。切除したあと、症状が完全に消失しました。病理検査では、黄色腫と診断されました。
色素性絨毛性滑膜炎は、膝の中に血がたまり、関節鏡で見ますと、滑膜が広範囲に増殖し、色素沈着により、滑膜が黒く赤く見えます。良性腫瘍でありますが、不完全切除の場合、再発が非常に多く、関節鏡手術はあくまでも確定診断しかできません。関節を切開し、完全切除が必要です。ほとんどの症例は、確定診断を得たのち、専門医療機関に紹介しています。