おか整形外科内科医院

整形外科専門医  リウマチ専門医  膝関節鏡手術

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1. 変形性膝関節症の関節鏡所見
2. 変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症の治療
 変形性膝関節症に対し、まず、保存療法を行います。保存療法は、理学療法、薬物治療、装具療法、関節内注入などがあります。 
保存療法は、ADL指導、温熱療法、冷療法、筋肉強化訓練などがあります。ADL(日常生活動作)指導というのは、膝が悪くなるような動作を避けることです。特に、横座りや膝を捻じるのは、出来るだけ避けるべきです。
 
筋肉強化訓練につき、図に示しているように、いろいろの方法がありますが、自宅で簡単にでき、もっとも効果的な方法は、大腿四頭筋伸展挙上訓練です。よくホーム・エクスサイズと言われています。 
 
装具療法は、外側が高くなっているくさび状の足底板やサポータがよく使われています。装具は、一般的に、整形外科外来で、装具屋さんが型を取って、作ってもらえます。当院も装具療法を行っており、ご希望の方は、整形外科外来で申し込んでください。 
 
最近、変形性膝関節症に対し、ヒアルロン酸による関節内注入療法が盛んに行っています。上図に書いているように、優れた効果が得られます。当院では、ヒアルロン酸による関節内注入療法を最も重要な治療法として行っています。  
 
いろいろの保存療法にも関わらず、症状の改善が見られなく、関節の隙間がある程度に残っていて、短期間に悪化した場合、膝関節鏡手術にて、傷んだ軟骨を一部切除し、関節内の機械的刺激を除去することにより、変形の進行防止や症状の改善が得られます。膝関節鏡手術は早期・進行期変形性膝関節症に対し、治療の選択肢の一つとして、有効かつ安全の治療法と考えています。 
 

変形があまり高度に進みますと、関節鏡手術では対処しきれなくなります。高度な変形性膝関節症に対し、高位脛骨骨切り術や人工膝関節置換術が必要となります。高位脛骨骨切り術の適応と術後の写真(平成7年手術)を示しています。以前、人工関節置換術の耐久性、術後感染、術中・術後に血栓による肺栓塞などが問題視されているため、70歳前半までの症例は、高位脛骨骨切り術がよくおこなっていましたが、最近、人工膝関節置換術の方が圧倒的に多くなっています。
 
人工膝関節置換術の適応と術後12年目の写真(平成8年手術)。