変形性膝関節症の関節鏡所見
変形性膝関節症は、いろいろの原因があり、表面軟骨変性による関節隙間の狭小化、半月板障害、骨硬化による骨棘形成、のう腫性変性などが認められます。半月板障害と表面軟骨変性がお互いに影響し合い、悪循環となり、徐々に膝関節の変形をもたらしています。さらに、変形が増悪していく因子として、肥満、関節の不安定性、半月板断裂による応力異常、遊離体による機械的刺激、滑膜炎による炎症的刺激などが挙げられます。 膝関節鏡で見ますと、ももの表面軟骨がすり減り、軟骨が剥がれています。半月板がけばけばになったり、バラバラ切れたりしています。はがれた軟骨は関節の中に、自由に動きまわります。とがっている骨(骨棘)が見えます。滑膜が増殖し海藻のように見えますが、慢性化の場合、滑膜か厚くなり、塊の形になっています。

軟骨変形は、はじめに軟骨表面が柔らかくなり、探り棒で押すとへこみます(第1期)。つぎに、軟骨表面がけばけばになり(第2期)、さらに進みますと、軟骨表面に亀裂が入り、はがれていきます(第3期)。やがて、軟骨表面が欠けて、下の骨が見えるようになります(第4期)。
正常な軟骨面が象牙のように輝き、滑らかになっています。
(第2期):変形したももの軟骨表面がけばけばになっています。